メンタル不調な部下への対応3つのステップ【経営者・管理職の方へ】

モチベーション改善カウンセラーの亀井です。

経営者の方や管理職の方で、日々部下の育成やフォローに力を入れている方も多いと思います。しかし、どんなに気を配っていても、部下のメンタル不調は出てしまいますよね。ある調査によると、一般的な企業においても、20人に1人くらいの割合でメンタル不調者は出てきてしまうと言われています。

メンタル不調な部下への対応は、一体どうしたらよいのでしょうか?

 

1.メンタル不調の原因となっている出来事と感情を明確にする

メンタル不調になると、原因となる出来事と感情が見えなくなってしまいます。「なんだかモヤモヤが続いている・・・」という状態ですね。

例えば、

上司から怒られた→【自分は必要のない人間だと思う】→不安になる→会社に居場所がないと思う→モヤモヤが続いてやる気が出ない(本人が認識している部分)

という感じに、本来原因となっている出来事や感情からかけ離れた部分を本人が認識していることが非常に多いのです。

ですので、まずは本人が認識している感情を起点ににして、原因となっている感情と出来事を明確にすることが大切になります。

 

2.メンタル不調の根底にある思い込みを見える化する

部下の方のメンタル不調の原因となっている出来事と感情が明確になったら、次に「部下の方の根底にある思い込みの見える化」をしていきます。

出来事によってネガティブな感情が引き起こされることによってメンタル不調になっていると考えがちですが、実は違います。

実際は、出来事に対して自分が自動的にくっ付けているネガティブな思考=根底にある思い込みによって、ネガティブな感情が引き起こされてメンタル不調となっているのです。先ほどの例だと、【自分は必要のない人間だと思う】の部分ですね。

そのため、同じ上司から怒られたという出来事に対しても、

上司から怒られた→自分は必要のない人間だと思う→不安などのネガティブな感情が湧く→メンタル不調になる

人もいれば、

上司から怒られた→自分のことを考えてくれているんだと思う→感謝などのポジティブな感情が湧く→モチベーションが上がる

人もいるんですね。

ですのでメンタル不調の部下が、「自分が出来事に対して、どんな思考をくっ付けているのか?」を本人に認識してもらうことがステップ2となります。

3.思い込みを受け入れる

ステップ3は、受け入れるです。

メンタル不調の部下の方が自分の思考傾向を認識してもらったら、それを矯正しようとしないことがポイントとなります。人って、良くない部分は直そう直そうと頑張りますよね?でも、ここではグッとこらえて、矯正をしようとしないでみて下さい。

では、どうしたら良いのか?

ネガティブな感情が出てきた時に、「そういえば、自分は●●と勝手に考えてしまう傾向があるんだったな・・・」と自分自身を客観視することです。

人は主観的な時に感情が大きく動きます。なので自分を客観視することが出来れば、ネガティブな感情からメンタル不調になることを防ぐことができます。

 

まとめ

今回はメンタル不調の部下への対応3つのステップを記事にしてみました。

3つのステップをまとめると、

 

ステップ1 メンタル不調の原因となっている出来事と感情を明確にする

ステップ2 メンタル不調の根底にある思い込みを見える化する

ステップ3 思い込みを受け入れる

 

となります。

いずれのステップも、「本人が自分自身で」がとても重要なポイントとなります。

メンタル不調の部下への対応で悩んでいる方は、この3ステップを是非試してみて下さい。

 

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