凹みやすい性格を改善するためには

モチベーション改善カウンセラーの亀井です。

「上司から怒られた」「友達から酷いことを言われた」「楽しみにしていたイベントがキャンセルになった」等々、日々生活をしていると、自分が望まないような出来事が起こることが多々あります。そんな時、全然気にしない人もいれば、事あるごとに凹みやすい人もいます。

あなたはどちらの傾向が強いでしょうか?

もし凹みやすい傾向があるならば、「凹まなくなったらいいなぁ」と思いませんか?

 

1.凹みやすいのは性格ではない

私のクライアントには、事あるごとに凹みやすい傾向が強い人が多いのですが、特にセッション初期段階の彼ら彼女らには、ある共通点が見られます。

それは、「自分は凹みやすい性格だ」と考えているということです。もっというなら、「自分は凹みやすい性格だ。性格はなかなか治らないものだから、凹みやすいのは仕方ない。」と諦めてしまっているんです。

でも、これって本当にそうなんでしょうか?

 

性格って、生まれ持った先天的な気質のことを指します。

あなたは、事あるごとに凹んでいる赤ちゃんの姿って見たことありますか?もし凹みやすい原因が性格によるものであれば、凹んでばかりいる赤ちゃんがいてもおかしくないはずですよね?でも少なくとも私は見たことありませんし、そういった話も聞いたことがありません笑

そう考えると、凹みやすい原因は「性格」ではなさそうです。性格はなかなか治らないものでしょうが、性格が原因でないなら凹みやすいのも諦める必要はなさそうですよね。

 

2.凹みやすいのは自動思考が原因

では、凹みやすい原因は一体何なのでしょうか?

それは、あなたが持っているネガティブな自動思考です。

冒頭の例を見てみると、確かに上司から怒られて凹む人は多いと思います。

上司から怒られた(出来事) → 凹む(感情)

という流れですね。

でもこれって一部抜けているものがあって、正確には

上司から怒られた(出来事) → 自分は何てダメなヤツなんだと思う(自動思考) → 凹む(感情)

となっているんです。

人は出来事や物事に対して、無意識に思考を挟んでいます。これは、楽しい出来事や嬉しい出来事に対しても同じです。そして、無意識に挟んだネガティブな思考に対して、凹んだり落ち込んだりしているんです。つまり、凹みやすいのは性格ではなく、出来事や物事に対して無意識に考えているネガティブな思考に対しての反応として、凹むなどのマイナス感情が出てきているということです。

 

では、自分の自動思考を知るためにはどうしたら良いのでしょうか?

簡単な方法としては、凹んだ出来事を後から振り返ってみて、「なんで自分は凹んだのか?」を冷静に考えてみることです。

凹んだ感情を後から呼び起こすことになるため最初は辛いとは思いますが、グッとこらえて考えるようにしてみると段々と自分の自動思考を客観的に把握できるようになりますよ。

 

3.自動思考を客観視することで、凹みやすい性格は改善できる

自分が持っている自動思考を把握できると、自分のことをより客観視できるようになります。

主観的に見ると、

上司から怒られた(出来事) → 自分は何てダメなヤツなんだ(自動思考)

だったものが、客観的に見ると、

上司から怒られた(出来事) → 「自分は何てダメなヤツだ」と勝手に考えている(思考)

となります。

人は、主語が「I」「We」の時にしか、感情が大きくは動かないと言われています。映画やドラマで感動したりするのは、自分ごととして置き換えて観ている(いわゆる感情移入)からなんです。

なので、凹みやすい原因となっているネガティブな自動思考を客観視することで、そこにくっ付くネガティブな感情が完全に無くならないにしても、かなり軽減されますよ。

 

まとめ

いかかでしたでしょうか?

今回は、凹みやすい性格を改善するためにはどうしたら良いか?という内容を記事にしてみました。

凹みやすいのは性格ではなく、ネガティブな自動思考が原因。自分のネガティブな自動思考を把握し、客観視できるようになると、凹むなどのネガティブな感情が大きくは動かなくなる。

そうすることで、事あるたびに凹んでいたのが段々と凹みにくくなっていきますよ。

「凹みやすい性格だから」と諦めてしまう前に、一度自分の自動思考を把握し客観視する方法を試してみてはいかかでしょうか?

 

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