ネガティブな思考が止まらない時はどうしたら良いか?【解決法】

モチベーション改善カウンセラーの亀井です。

ネガティブな思考が浮かんできた時、あなたはどうしていますか?

・無理矢理ポジティブな考えをしようと頑張ってみる

・ネガティブな思考を忘れようと、気分転換をする

等々、ネガティブな思考が浮かんできた時にやっていることが、あなたにもあるかも知れません。

でも、、、ネガティブな思考を止めるために、あれやこれやと試してみても、一向に止まらない・・・こんな経験ってありますよね。

そう、ネガティブな思考って、と~~っても厄介なんです(>_<)

 

1.ネガティブな思考は広がる

一般的にネガティブな思考にはネガティブな感情が伴います。

例えば、上司から怒られた時に、

「なんて自分はダメなんだ」と考える → 落ち込む

「Aさん(上司)は自分のことが嫌いなんだ」と考える → イライラする

といった感じですね。

すると、何が起こるか??

人は思考よりも感情の方が強いため、ネガティブな感情がどんどん大きくなり、感情に飲み込まれてしまいます。そして、やがてはネガティブな感情の沼地から抜け出せなくなってしまう・・・

あなたも経験があると思いますが、特にネガティブな感情が大きくなると、「何に対してネガティブな感情を感じているのか?」の「何に」が分からなくなってしまい、ますます感情だけが大きくなってしまいます。そうすると、ネガティブな感情と思考がグルグルと頭の中を回っていて、やがてネガティブな感情と思考で頭の中がいっぱいになっている状態になってしまいます。

つまり、「自分が何に対して落ち込んでいるのか?」「自分が何に対してイライラしているのか?」がだんだんと分からなくなってしまうってことです・・・

 

では、もしもあなたがそんな状態になってしまった時には、一体どうしたら良いのでしょうか??

 

2.対象・感情・思考の特定をする

ネガティブな感情が大きくなってしまったら、そこから抜け出すためにはまず、何に対してネガティブな感情を抱いているのか?を特定する必要があります。

先ほどの上司から怒られた例で見てみると、単に「上司から怒られた」ではなく、

怒られた内容に対してなのか

怒られた時の上司の言い方なのか

怒られた時の上司の表情なのか

怒られた時の場所(皆の前など)なのか・・・

その出来事のどの部分に、あなたがネガティブな感情を抱いているのかをできるだけ細分化して特定してみて下さいね。

 

対象の特定ができたら次に、特定した出来事に対してどんなネガティブな感情を抱いているのかを見ていきます。

一言で落ち込んでいるといっても、悲しい・恐怖・不安・孤独感・疎外感・怒り・劣等感・虚無感等、様々な感情があると思います。

なので、まずは「あなたが今、どんな感情を抱いているのか?」をできるだけ具体的に特定してみて下さいね。

 

感情の特定ができたら、最後に「なぜそう感じるのか?」を考えてみます。

ここでのポイントは、「客観的・論理的に考える」ことです。対象の出来事をネガティブに感じる理由を考えるイメージですね。「自分のことを客観視するなんて、難しくてできないよ!」と思う人もいるかも知れませんが、ネガティブな感情の原因となった出来事は、当然過去のことです。なので、慣れれば簡単に考えられるようになりますよ。

先ほどの例で考えてみると、

上司に怒られた → その際の言い方がとても厳しかった → 落ち込んだ(劣等感) →「自分はなんて仕事が出来ない人間なんだ」と考えた

といった感じです。

ここで終わりにせず、「自分はなんて仕事が出来ない人間なんだ」をさらに掘り下げてみましょう。出てきた思考に対して、「なぜそう思うのか?」と問いかけをしてみましょう。その問いかけに対して出てきた考えに対して、さらに「なぜそう思うのか?」と問いかけます。

これを繰り返していくと、「なぜそう思うのか?」の答えが出てこなくなる段階が来ます。これが「あなたが根底に持っている信念・考え」であり、ネガティブな感情の根本の原因なんです。

 

3.客観視する

あなたが根底に持っている信念や考え=ネガティブな感情の根本原因に行き着いたら、それを冷静に客観視してみて下さい。

例えば、「自分はなんて仕事が出来ない人間なんだ」を掘り下げていった結果、「自分は必要のない人間なんだ」という根底の考えに行き着いたとします。

冷静に考えて必要のない人間なんていないし、仮に本当に必要のない人間だとしたら、恐らく既にこの世には存在していないと思いませんか??

こんな風に、根底のネガティブな考えは、99.9%の確率で「あなたが勝手にそう思い込んでいる」だけなんです。あなたの勘違いってことですね。

ネガティブな感情の根本原因である「考え」が思い込み・勘違いなら、それに紐づく出来事に対する考えも思い込み・勘違いってことになりますよね。

 

まとめ

今回は、ネガティブな思考が止まらない時どうしたら良いか?という記事を書いてみました。

まとめると、

①出来事を細分化して特定する(出来事の特定)

②出来事に対して、何を考えたのかを特定する(思考の特定)

③その考えを持ったのはなぜか?を特定する(根本にあるネガティブ思考の特定)

④根本にあるネガティブ思考を客観視し、思い込み・勘違いだと気づく

ことで、誰でもネガティブな思考を自分の意志で止めることができるようになりますよ。

 

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